
先発2年目の今季はさらに凄みを増している
2年連続のタイトル獲得をグッと手繰り寄せる熱投だった。8月24日の
日本ハム戦(エスコンF)。先発したL.
モイネロは、相手エース
伊藤大海との投げ合いに一歩も引かずスコアボードに「0」を並べ続けた。0対0で迎えた8回裏には、二死一塁で前日の23日に2本塁打を放っていた
レイエスと対戦。フルカウントとすると、最後は力強い真っ直ぐで空振り三振を奪った。これで29イニング連続無失点。21試合目の登板を終えた時点で防御率はリーグ断トツの1.08まで下がった。
2020年に最優秀中継ぎ投手に輝くなど不動のセットアッパーとして活躍したが、昨季からは先発の柱としてチームを支えている。先発転向1年目の昨季も1.88の好成績をマークし最優秀防御率のタイトルを獲得。現状で2年連続受賞の可能性は高いが、それよりも大事なものがある。前述の日本ハム戦は自身の降板後、延長10回サヨナラ負け。2位日本ハムに0.5ゲーム差まで詰め寄られたこともあり「(防御率の)数字としてはいいけど、チームが勝ってないので、それに関してはあまり気にしてない」と、あくまで2年連続のリーグVを果たした上でのタイトル獲得に重きを置く。
昨季は11勝5敗でペナント制覇に貢献したが、先発2年目の今季はさらなる進化を遂げている。7月19日の
西武戦(ベルーナ)では相手打線を2安打に封じ。二塁すら踏ませず来日初完封をマーク。
小久保裕紀監督を「さすがのピッチングだった」とうならせた左腕が、2年連続のタイトルへひた走る
写真=BBM