
移籍1年目からリリーフとして貴重な働きをした畠
巨人から
阪神に移籍して復活したのは
畠世周だ。
DeNAとのCSファイナル、
ソフトバンクとの日本シリーズでも貴重なリリーフ役として登板機会を得た。
日本シリーズ第4戦の5回に先発の
高橋遥人が打球を受けるアクシデントに見舞われると、2番手で緊急登板した。ベンチからの信頼度を示したもので、一死満塁のピンチから最少1失点で乗り切った。
昨オフ、現役ドラフトで新天地に立った右腕は「有名な阪神球団に指名されてびっくりしています」と意気込んだが、春先からつまずいた。
4月のウエスタンの試合で右中指を痛めて戦線離脱。「先発をしていたので中継ぎで長いイニングを投げることができる」と持ち味をアピールするつもりが出遅れた。
阪神のブルペン陣がそろっていたこともあったが、リハビリを続けたあとで一軍に昇格したのは秋口。初登板は9月3日の
中日戦(バンテリン)。その後、古巣の巨人戦にも投げた。
リハビリ期間中はボールに力が伝わるようにフォーム修正を続けた。その結果、レギュラーシーズンは12試合に登板し、無失点で抑えた。貴重なリリーフ役を務めた畠は「甲子園は投手有利な球場。自分もフライピッチャーなので生かすことができた」とすっかりなじんだようだ。
右肘手術で2023年は登板がなかった男が息を吹き返した。「点を与えずに帰ってくること」と掲げた目標を何とかクリアしたシーズンになった。
写真=BBM