誰よりも自分が一番、自分自身に期待して新たなシーズンをスタートさせる。
「あと一歩。殻を破れば、一気にいける」。2年目を迎える佐々木泰は、年男として「午(うま)のように暴れ回りたい」と誓った。
1年目は54試合で打率.271と一定の爪痕は残した。2度のケガにも悩まされたが、終盤はチャンスをもらった。今季は正三塁手として期待される。1年目はノーアーチに終わったが、オフは
新井貴浩監督の助言に忠実に筋力強化に取り組む。
「期待に応えたい一心」
今季はプロ1号を小さな通過点とし、一気に2ケタ本塁打を目指す。
世代交代を推し進めるチームにおいて、重要なカギを握る存在だ。
松田元オーナーは「過去を見ても、出てくる選手はポーンと出てくる。一人がビックリするぐらいポーンと出たと思ったら、その世代の選手が続いてくる」と、若手を引っ張る存在として期待する。
リーグ3連覇した2016〜18年は、
丸佳浩(現
巨人)が引っ張る形で同学年トリオの“タナキクマル”がチームの中心に。将来を見据えた上でも、今季の若手の台頭は絶対に必要だ。
昨年11月には侍ジャパンの一員として強化試合・韓国戦2試合にフル出場し、8打数3安打4打点。辞退者の代役サポートメンバーではあったが“期待枠”として日の丸を背負い、存在感を発揮した。
新井監督は「強化試合とはいえ、ああいう舞台で結果を出せるというのは、本人がそういうものを持っている」と、大打者となる素質を感じ取る。
目の前に転がるチャンスを確実につかみ取り、一気に飛躍を遂げる。
写真=井田新輔