先輩の意地を見せる力投だった。4月2日の
DeNA戦(神宮)は、原樹理投手とDeNA・上茶谷という東洋大の先輩・後輩による先発対決となった。4年時に原が主将を務めたとき、上茶谷が1年生。プロ4年目のキャリアを持つ先輩にルーキーが挑む構図となった。
キャリアの差をまずはバットで示した。3回、ここまで8人の打者を無安打に抑えてきた上茶谷から、チーム初安打を左前へ運んだ。5回にも安打をマークして2打数2安打。「打ってやろうと思っていた」と先輩の貫録を示す形となった。投げても7回3安打無失点。救援が逆転され、今季初勝利こそ逃したが、チームは逆転勝利。まずは順調な船出となった。