今年はロシア革命から100周年に当たる(1917年の2月革命、10月革命)。この節目の年、日本の出版界はサッパリ盛り上がっていないのだという。“ロシア革命もの”を出してもまるで売れない。50年前の50周年(1967年)を覚えているが、かなり盛り上がっていた。レーニンやトロツキーの著書は、社会的関心のある高校、大学生には必読文献と言ってよかった。いまや「ロシア革命って何?」と問い返される時代。むしろ、ロシア革命を相対化するような下斗米伸夫氏(『ソビエト連邦史』)、池田嘉郎氏(『ロシア革命』)らの仕事が高く評価されている。10月革命はレーニンのクーデターだったという見方さえ行われている。
野球にはまるで関係ない話のようだが、これは大いに関係アリなのである。ロシア革命のおかげで(?)、「日本プロ野球史上初」の称号を数え切れないほど持つ大投手が生まれたのだから・・・
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