
2年ぶり5度目の優勝に輝いたマツゲン箕島硬式野球部の挑戦は、まだ終わらない/写真=豊島若菜
苦悩を乗り越え、2年ぶりのクラブ日本一
クラブチームの最高峰を決める第44回全日本クラブ野球選手権大会が8月26日から4日間メットライフドームで開催された。2年ぶりの日本一へ導いたマツゲン箕島硬式野球部・西川忠宏監督(箕島高)は決勝前に優勝旗を「忘れ物」と表現した。昨年は
大和高田クラブとの決勝で惜敗(7対9)。西川監督は「優勝と準優勝はまったくの別物。あんな悔しい思いは二度としないよう、『決勝までいったら優勝しかないぞ』と選手には声をかけた」。1年後、雪辱を果たしたのである。
OBC高島との決勝では、左腕エース・和田拓也(京都学園大)がテンポの良い投球でわずか1安打に抑え、ツケ入るスキを与えなかった。打線は6安打で7得点と効率の良い攻撃で7回
コールド(7対0)と圧倒。大会を通して好投を見せた和田は最高殊勲選手賞、夏見宏季(関西国際大)が打率.643(14打数9安打)で首位打者賞を受賞している。
和田の活躍の裏には苦悩もあった。昨年までともにチームを支えてきた寺岡大輝(大産大)が現役を引退。その穴を埋めるため・・・
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