
亜大の3年生・矢野は左打席からシュアな打撃が持ち味。最終学年の2020年は、主将としてリーグ優勝へ導く思いが強い/写真=佐伯要
「守備の人」がこの1年で打撃開眼した理由
1年前は打率.067だった「守備の人」が、今秋の戦国東都の首位打者となった。
亜大で「二番・遊撃」を務める左打者の
矢野雅哉(3年・育英高)は、今秋のリーグ戦で打率.415(41打数17安打)をマーク。首位打者とベストナインを初受賞した。
11月24日、東都リーグの2019年度秋季リーグ個人タイトル表彰式が中大理工学部キャンパス(東京都文京区)で開催された。矢野は首位打者のブロンズ像とベストナインの盾を手にすると、「秋の開幕前に、ベストナインの獲得を個人目標に掲げていました。そのなかで首位打者のタイトルも獲れたのは、来季につながる受賞だと思います」と言った。
1年春からリーグ戦に出場。2年春に遊撃のレギュラーの座をつかむと、主に九番を打ち、規定打席未満ながら打率.333(27打数9安打)をマークした。
遊撃の守備にはもともと定評がある。強肩と俊敏なフットワークで、三遊間や二遊間を「抜けた」と思うような打球をアウトにする。「守りでチームに流れを持ってくるのが自分の仕事です」と、矢野は胸を張る。
だが、打撃では壁にぶつかった・・・
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