
柳田[ソフトバンク]の、楽しい“常識外れ”は記者の意欲をそそるのだ
今年のプロ野球も、さあ、日本シリーズ!というところまで来たが、セ・リーグV3の
巨人は、主催試合で、05年に実数発表となってから最多の301万8284人の入場者を集めた。1試合平均4万1921人も最多。テレビでは視聴率の取れないプロ野球も、球場には熱心なファンが数多く足を運んでいるのである。
パ・リーグの覇者・ソフトバンクにも、ちょっといいニュースがあった。これは気づいた人がいれば、というニュースなのだが、優勝を決めた10月2日の翌日、3日付の朝日、読売、毎日の3紙の朝刊の「ひと」「顔」「ひと」の欄が、すべてソフトバンクの選手を取り上げたのである。プロ野球の優勝チームの選手たちが、3紙の名物欄を“占拠”したなんてのは、初めてのことではないか。それも朝日と読売はともに
柳田悠岐外野手を取り上げているのだ(毎日は
内川聖一外野手)。最近は、ギクシャクしている両紙の関係だが、こと野球に関してはスクラムを組んでいる!?
それは冗談としても、全国紙3紙がプロ野球を商売上の最高の商品の1つという価値判断を持っていることの証左とは言えないだろうか。
やっぱりプロ野球は、日本人の中にズッシリとした安定感と重量感をもって根をおろしたスポーツなのである。
それにしても、なぜ柳田であり内川(朝日は運動面に内川の手記を載せている)なのか?
朝日の伊藤記者は柳田の・・・
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