2017年秋、神宮の杜は慶大・岩見雅紀(楽天2位)のホームラン記録に沸いた。東京六大学歴代3位となる21本塁打を放った右の大砲に匹敵する、パワーヒッターが法大にいる。新年が明け、18年ドラフトへ向けた新連載をスタートする。 取材・文=岡本朋祐 法大グラウンドに隣接するウエート室で汗を流す。趣味が「トレーニング」と言うように、全身の筋肉を鍛え上げている/写真=BBM
野球のためなら、節制も苦にならない。昨年のオフシーズンから、食事制限を継続中だ。肉はささ身のみ、脂の多い揚げ物、カレーには手をつけず、甘い物、ジュース、ジャンクフードはもってのほか。週5回のウエート・トレにより、この1年間で体重を5キロ絞り、体脂肪は17%から13%に。186センチ95キロの
中山翔太の目は本気だ。
「ターザンのようになりたい」
日ごとに足、胸、背中、肩、腕と部位を分けて追い込む。取材日、法大グラウンドに隣接するウエート室へ向かうと、黙々とメニューを消化。ものすごい二の腕だ。バットは920グラム34インチで「ヘッドが重く、飛距離が出る」と、チーム内でも使いこなせる選手がいない、メジャー仕様のメーカーを発注している。神宮でも打った瞬間にスタンドインという規格外の打球を、何度も目撃した。趣味を聞けば「トレーニング」と即答してきた。
「ドゥエイン・ジョンソン(俳優、元プロレスラー)や
スタントン、ジャッジ(ともに
ヤンキース)の動画で・・・
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