高卒入社のドラフト解禁となる3年目、最高のスタートを切った。シーズン到来を告げるJABA東京スポニチ大会で、今季初登板を2失点完投勝利。ネット裏のスカウトに、猛アピールとなった。 取材・文=大平明 写真=井田新輔 
愛知県出身。地元の高校を卒業後も、同県内に本拠を置く東海理化に入社した。2年間で着実な成長を遂げている
昨秋の社会人日本選手権、全国の舞台での初勝利を挙げた東海理化。その1勝の立役者となったのが、エース右腕・
立野和明だ。室蘭シャークスとの1回戦に先発した立野は「全国大会で出したかった」と初回の先頭打者に対し、いきなり150キロを記録。快調な立ち上がりを見せると6回まで一人の走者も許さないパーフェクトピッチングを披露した。9回には不運な当たりが続いて同点に追いつかれたものの、タイブレークにまで持ち込まれた延長12回を138球の完投。4安打1失点で勝利投手となった。このピッチングに、奥山博之監督は「前半はストレートで押し、中盤は変化球を織り交ぜた配球で打者に的を絞らせず。そして、最後にまたギアアップしてストレートで締めるというように、押すだけでなく引いて投げることもできるようになった」と称賛。スタミナに関しても「150球くらいは投げることができるんです」と太鼓判を押している。その後も・・・
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