仙台育英高からドラフト5位で入団して今季で3年目。新人合同自主トレ中に左肩の手術を行ったこともあり、スタートは遅れたものの、徐々にプロの水にも慣れてきた。二軍では攻守走とオールラウンドなプレーで活躍中だ。 取材・構成=阿部ちはる 写真=松田否子、大賀章好、BBM 一軍のショートは激戦区だが、レギュラーが固定されていないポジションでもある。この状況の中、二軍で遊撃のレギュラーを手中に収めようとしているのが、高卒3年目の入江大樹だ。まだ粗削りではあるが、一軍の春季キャンプでの経験によって、これまで以上に一軍を見据えて練習や試合に取り組めているという。多くのことを学んだ春季キャンプを経て、新たに見えた課題とは。 ──今年は一軍春季キャンプから始まった1年です。
入江 毎年少しずつ成長しているとは思っているのですが、その中でも今年は一軍キャンプで学ぶことが多く、成長の速度が1年目、2年目に比べると少し早くなったように感じています。特に守備ではアウトにできる打球も増えたと思いますし、カットプレーでも取ることができるようになってきました。ただアウトにするだけではなく、試合の状況を見ながらアウトを取れるところを探せるようになっているのかなと。そういう部分で少しずつではありますが、視野の広さが出てきたのかなと思います。
──守備面での成長が大きい?
入江 守備ができないと一軍の試合もそうですし、二軍でも出場し続けるのは難しいと言われていたので、特に力を入れて取り組んできました。まだまだですが少しずつ形になってきているので、これからもっと、野球のルールを理解しながらやっていきたいです。
──野球のルールを理解するとは?
入江 ランナーの足の速さだったり、次に相手がどういう作戦で来るかなど先を読んでプレーすることが大事だなと感じたので、そういった野球の難しい部分をもっと覚えていければなと思います。
──それは一軍のキャンプに参加したことで感じたのでしょうか。
入江 一軍の選手のプレーを見ていて・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン