打っては広角に打ち分け、高校日本代表の四番打者も務めた。投げてもキレ味鋭い最速149キロのストレートを軸に組み立て打ち取っていく。投打とも非凡なセンスを持ち合わせ、チームは二刀流として育成する方針を打ち出した。昨年は走塁練習の際に利き腕と反対の右肩を脱臼し、リハビリに多くの時間を割いたが今季は経験を積み重ね、“ハマの二刀流”として一軍デビューを目指していく。 取材・構成=早川大介 写真=BBM 簡単な道のりではないことは分かっていたが、挑まない選択肢はなかった。2023年11月の入団会見で二刀流挑戦を明言。「ピッチャーなら最多勝、バッターなら首位打者を獲れるように頑張りたい」と大きな目標を語った。チームをけん引するハマの二刀流を目指して、今は経験を積んでいる。 ──プロ2年目を迎え、今シーズンはファーム開幕からコンスタントに試合に出場し続けています。
武田 昨年はほとんどプレーできなかったので、今年ようやく試合に出られるようになって、少しずつ慣れてきたところです。もともとプロは甘くないと思っていましたが、実際にプレーしてみると、本当に甘くなかった。簡単に抑えられないし、すごい世界だなと実感しました。
──昨年は、利き腕ではない右肩の烏口突起移行術を受けました。これは肩の不安定さを解消するための手術ですが、そうした傾向があったのですか。
武田 もともと関節が緩かったようで、それを改善するための手術でした。右肩は固定していましたが、投げるほうの左肩は問題なかったので、継続して動かしていました。まったく大変じゃなかったわけではありませんが、やれることはやっていたという感じです。
──3月11、12日の
広島とのオープン戦(横浜)では、プロの一軍選手と対峙しました。
武田 もともと緊張しやすいタイプなので、相手どうこうよりも一軍の試合に出られること自体に緊張しました。オープン戦だったので公式戦より観客は少なかったですが、それでも横浜スタジアムでプレーできるということでかなり緊張しました。打者としては1打席、投手としては1イニングと限られたチャンスではありましたが、あの緊張感の中でもっと多くの人の前でやることを考えると、自分にできるのかという不安もありました。ただ、大きな経験になったと思います。
──開幕から打者としても投手としてもコンスタントに出場していますが、今、手応えを感じているのはどちらですか。
武田 どちらも「手応え」というほどの感覚は、まだ強くはありません。ただ、一方が良くなれば、もう一方も良くなると思うので、そのきっかけを試合の中でつかんでいきたいです。ずっと試合に出続けなければつかめないこともあるので、ケガをせずに出続けることが何より大切だと思っています。
──現在、バッティング面での課題はどこに感じていますか。
武田 一番の課題は・・・
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