毎年、優勝争いができるチームへ──。その目標を達成するために西武が目指しているのが「育成のライオンズ」の構築だ。近年はドラフトで育成選手も多く獲得し、首脳陣、スタッフの能力アップにも力を入れる。ファーム組織を充実させるために、ファーム監督補佐という新たな任に今年から就いたのが坂元忍氏だ。 取材・構成=小林光男 写真=BBM 
球団本部ファーム監督補佐・坂元忍[西武]
育成の可視化を掲げて
トレーニングコーチ、S&C(ストレングス&コンディショニング)コーチとして長らくチームを支えてきた坂元忍氏に球団から新たな役職に就く指令が下ったのは昨シーズン後だった。提示されたのはファーム組織をマネジメントする立場であるファーム監督補佐。新設の役職だが大学まで野球経験があり、2007年に西武入団後は一、二軍で選手の肉体強化をサポートしてきた経験を生かせる最適な人材として伊藤悠一人財開発担当とともに白羽の矢が立った。
「“プレーヤー”にも未練があったので兼任できないかと思ったのですが、仕事内容を聞いていくとなかなか難しい(苦笑)」と“二刀流”はあきらめたが、専任となってもやりがいは非常に感じている。
「監督補佐という名称どおりに、基本的には小関(
小関竜也)ファーム監督の考えや思いを選手に伝えて浸透させることが一つ目の役割だと思っています。あとは球団本部の戦略を、いろいろな部署のスタッフに浸透させて、ファーム組織全体が同じ方向を向いて、チーム強化にあたれるようにすることが大きな仕事ですね」
春季キャンプ前には、小関ファーム新監督が掲げた3つの方針の順守を選手に呼び掛けた。
「規律をきちんと守りましょう。プロ意識をしっかり持ちましょう。基礎体力を向上させましょう。この3点です。昨年は一軍が最下位に終わりましたし、雰囲気を締める意味でも規律を守る。ファームと言えども・・・
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