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デーブ大久保コラム

デーブ大久保コラム「ロッテはチームを支える首脳陣やスタッフに能力の高い人物が多いです」

 

ロッテを一つにまとめて快進撃を演出している左から井口監督、鳥越ヘッドコーチ、吉井投手コーチ。それ以外の首脳陣、スタッフも有能な方ばかりです/写真=BBM


 このコラムを皆さんが読んでいるころにはシーズンも残り40試合を切っています。多分、ロッテの選手たちはいい緊張感の中で毎日を過ごしているはずです。現状で1位のソフトバンクから大きく離されることなく、2位で追っています。好調の要因は、井口(井口資仁)監督の采配とコーチをはじめとしたスタッフの結束によるところも大きいと思います。

 投手コーチは、現役時代メジャーでの実績も十分な吉井(吉井理人)コーチです。メジャー式のやり方を取り入れ投手陣が働きやすいように、そして疲れないようにいろいろと取り組んでいます。筑波大で勉強もしていましたので、さまざまなことを取り入れていると思いますね。そして鳥越(鳥越裕介)ヘッドコーチ(兼内野守備コーチ)。彼は現場経験が長いこともあり、井口監督が迷いそうなときでも的確なアドバイスをしていると思います。性格も物事をはっきりと言える男なので、選手たちも彼がいることでピリッとなるでしょう。

 そして、河野亮打撃コーチ。私が楽天の一軍監督に就任するときに、当時統括本部監督担当部長などを務めていた彼に「ぜひ二軍の打撃コーチになってほしい」とお願いしました。というのも、彼の人柄がすごくよかったのと、常に選手目線で物事を見ていたからです。また二軍選手が練習したいと言ったら、何時間でも平気で、その練習に付き合えるだけの愛情がある人間です。

 こういう人がいると選手たちはどんどん伸びていきます。その熱血漢が昨季からチームにいます。打撃の詳しい部分は井口監督も見ることができるし、そこに行木(なめき)茂満戦略ディレクターが入りました。

 行木は昨季まで楽天のチーム戦略室スコアラーグループマネジャーをしていました。私が監督のときも一緒に働いた男です。本当に有能なスコアラーですよ。監督はベンチから試合を見ていますので、横目線からしか投手のボールを見ることができません。そうなると微妙に球種の見分けがつかないことがあるんです。しかし彼は的確に瞬時に伝えてくれる。これは采配する側にとっては助かるんです。その彼が今季、ロッテに入ったこともかなり大きいです。

 そして、以前にも話をしましたが、自律神経の権威・順天堂大学大学院医学研究科・医学部教授の小林弘幸先生と同大スポーツ健康科学部がロッテをサポートしています。自律神経をどういうふうに整えるのか、その選手にとってアドレナリンが一番出て、いいパフォーマンスを出すにはどうしたらいいのか、ということを分析し、球団や首脳陣、スタッフとコミュニケーションを取っていますので、いい環境が出来上がっています。そういう好循環が、選手たちのパフォーマンスを上げているのだと思います。だから、ロッテはそう簡単には落ちていかないと思いますね。ちなみに私の監督時代、医学的見地を踏まえ、松井裕樹はクローザーに適任です、とアドバイスをしていただいたのは小林先生でした。

PROFILE
大久保博元/おおくぼ・ひろもと●1967年2月1日生まれ。茨城県出身。水戸商高から85年ドラフト1位で西武に入団。トレードで巨人入りした92年に15本塁打。95年現役引退。野球解説者やタレントを経て、2008年に西武コーチに就任し日本一に貢献。12年からは楽天打撃コーチ、二軍監督を経て15年に一軍監督に就任した。15年限りで辞任し、16年から野球解説者をこなしながら新橋に居酒屋「肉蔵でーぶ」を経営している。

デーブ大久保チャンネル
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デーブ大久保ツイッター
https://twitter.com/daveohkubo
デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

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元楽天監督、現解説者の「デーブ」こと大久保博元氏の連載コラム。

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