
根尾[左]の二刀流に関しても、立浪監督[右]はさまざまなことを考えてやらせていると思います。それは監督経験者だから分かる部分です[写真=BBM]
楽天二軍監督時代の話です。高卒ルーキーだったある選手の育成法について、二軍コーチ陣に私の意見を伝え、どう思うかということを聞きました。彼らの考えをすり合わせ、この選手は将来四番候補だけれども、打席の経験を積むために二番で起用していこうという考えをまとめました。
しかし、ここで二軍監督だからと言って即実行はしません。自分たちのプランを持って一軍監督のところに出向き、考えを示しました。時の監督は
星野仙一監督です。まずは二軍の考えを示さずに話をしましたら「四番で使え」と。しかしわれわれの考えを伝えると「それがいいから、二番で」と了解を得ました。星野監督は輪をかけて「絶対に余計なサインは出すなよ。打たせろよ」と。
その監督の言葉を持って二軍に帰り・・・
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