パックさんに誘われて野球を始めた
──今日は試合前にも関わらず、快くインタビューに応じてくれて本当にありがとうございます。私どもで制作している『週刊ベースボール』を読まれたことはありますか?
ピノ 毎週読んでいますよ! だから今回のオファーも「ついに来たか」って感じでした(笑)。対戦相手の情報はいつも『週べ』でチェックしていますし、特に球団ごとの週報ページは楽しみにしています。ただ、1つ不満なのは僕の所属するナムコスターズがあのページに載ってないこと……。記者さんのほうから編集長にお願いしてもらえないですかね? それこそ開幕前に出る選手名鑑にウチのナムコスターズを載せてもらえないかと!
──創設30周年を迎えた人気も兼ね備えた名門チームですし、会社に戻ってすぐに編集長に伝えてみますね!!
ピノ やった〜! よろしくお願いします。もし実現したらチームメートのパック先輩、ピピさん、ゼビウスさんたちもメッチャ喜ぶだろうなぁ!!
──は……はい(汗)。責任重大な任務(!?)ですが、僕から編集長に猛プッシュしてみます。それではインタビューの本題に入りたいと思いますが、そもそもピノさんはいつから野球を始められたのでしょうか?
ピノ 1986年に発売された『ファミリースタジアム』の中でナムコスターズという新チームを結成することになって、そこでプライベートでも親交があったパックさんから誘われたのが、すべての始まりです。
──それまで野球経験はなかった?
ピノ ないですね。僕はチームに入るまではおもちゃの世界をずっと旅していたんですけど、本格的にプレーした経験はありませんでした。
息子のほうが足が速い!
──ピノさんと言えばセーフティーバントでのランニングホームランのシーンを思い浮かべるファンの方も多いかと思います。足は昔から速かったのですか。
ピノ 足だけは子どもの頃から自信がありましたね。それこそ学校の運動会とかでも負けた記憶はないです。ただ、いまは息子のほうが速いんですけど(笑)。
──えっ、ピノさんにはお子さんがいるのですか!?
ピノ はい(笑)。結婚もしていて、小学校3年生になるヤンチャ盛りの男の子がいますよ。
──ちなみにお子さんのお名前は?
ピノ ピノジュニアって言います。この子がスポーツ万能で、特に足が速いのなんのって(笑)。家でいたずらして叱ろうとしても僕の足をもってしても捕まえられないんです……(苦笑)。親バカかもしれませんけど、いまから将来がすごく楽しみなんです。
──お父さんの血をしっかり受け継いでいるんですね。それなら、いつかは一緒に野球をしたいという思いもあるのではないですか。
ピノ すごくそれはありますね。これも初めて話すことですけど、僕のいまの密かな夢は……ファミスタ50周年まで現役でプレーして、息子と同じユニフォームを着ることなんです!!
──すごく夢のあるお話ですね。それこそ将来は息子さんとコンビを組めれば、ナムコスターズはさらに強いチームになりますね。
ピノ(うなずきながら)そうなってくれたら最高ですよね。まあ、ピノジュニアに一番バッターの座を奪われてしまう可能性は大いにありますけど(笑)。
──それはうれしい悩みですね(笑)。さらにピノさんのプライベートに迫ってみたいのですが、野球以外に趣味とかはありますか?
ピノ 走ることが得意なので、陸上競技とかも好きですね。マラソンとかもいつかやってみたいなとは思っています。
──長距離もいけると?
ピノ まだ挑戦したことがないのでどうなるか分からないですけど、シーズンオフのないファミスタの世界で毎日鍛えてきているので、いけるんじゃないかとは思っています。
最も力を発揮できるのは一番バッター
──好きな食べ物とかはありますか。
ピノ 食べることは好きなのでいろいろとありますけど、一番はピザかな〜。あとはハンバーガーとかも好きですけど、あんまり食べすぎてしまうとまた太ってしまうので……(苦笑)。
──一時期、激太りしてしまった時期がありましたが、あれはやっぱり食生活が原因?
ピノ そうだと思います。少しファミスタのリーグがストップしていた時期があって、その間に部屋でピザやらハンバーガーばかりを食べてしまったのがいけなかったですね。でも、いまはもう大丈夫。毎日試合もありますし、体調管理もバッチリですよ!!
──ピノさんと言えばトップバッターというイメージがすでに浸透していますが、これからもやっぱり一番を打ち続けたい?
ピノ もちろんです。僕の力を最も発揮できる打順だと思っていますし、これからもトップバッターを打ち続けたいです。それこそセーフティーバントの精度ももっと高めていきたいですしね。スピードで相手の守備をかき乱せるプレーヤーであり続けたいとは常に思っています。
──最後にピノさんの今後の抱負、さらにはファンの皆さんにメッセージをいただけますか。
ピノ ファミスタは1年間ずっと戦いが続くリーグですし、とにかく大きなケガなく、チームのためにプレーしていきたいです。あとはファンの皆さんの温かな声援に支えられて30周年を迎えられたことには心から感謝しています。こんな僕ではありますが、最新作の『プロ野球 ファミスタ クライマックス』でもぜひ一番打者に起用してプレーしてもらえたらうれしいです!!
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