
500号本塁打を記録し、試合後に両手を上げて喜んだ清原
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2005年4月29日だ。
清原和博のバットから放たれた打球はバックスクリーンへ目掛けて一直線で飛んで行った。
広島対
巨人の8回表、巨人の清原が
広池浩司から打った第8号は史上8人目の通算500号。広島市民球場のどの場所で見ているファンにもはっきりと見える、一番いい方向と弾道のホームランだった。
「打ったのはストレート。2000本安打もセンター前。バッティングの基本はセンター返しだとあらためて思った。あと1本となってからスイングが大きくなったり、打席の中で焦りがあったり、精神状態がおかしくなったときもあった」と清原。
開幕から500号に王手をかけるまでは順調にホームランを積み重ねた。だが、第7号、通算499号を記録した20日の
阪神戦(東京ドーム)からはピタリとホームランが止まり、同時にチームも連敗モードへ。27日の
ヤクルト戦(ヤフードーム)まで2年ぶりの6連敗を喫していた。しかし、難産の末に記念アーチが飛び出し、チームも12対4と大勝して連敗を脱出。清原もホッとした様子だった。
写真=BBM