
巨人相手にプロ初完封を遂げた藤浪
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2015年5月20日だ。
13年ドラフト1位で
阪神に入団した
藤浪晋太郎。1年目から10勝、11勝と2年連続で2ケタ勝利を挙げていたが完封勝利はなかった。この日、甲子園で行われた巨人戦。藤浪は2安打、10奪三振の好投で、3年目にしてプロ入り初完封勝利をマークした。
「正直、自分自身ちょっとしびれました」と興奮を抑えられなかった藤浪。味方の援護は6回にゴメスが放った左前適時打の1点のみ。1つのミスも許されない中でのピッチングだっただけに大きな価値のある勝利だった。
「チーム状態が良くない中でなんとか勝ちたいと思っていた。(完投も)何回も続けてこそ意味があると思うので、気を抜かずやっていきたいです」とエースの風格さえ漂わせていた藤浪。この年、最終的には14勝をマークし、4完封はリーグトップだった。
写真=BBM