リーグV奪回に向けて、投手陣ではMLB通算54勝左腕のM.
ムーアを、攻撃陣ではNPB通算288本塁打の大砲・W.
バレンティンを補強。開幕一軍を巡る争いは例年以上に激しさを増す。
今年は開幕前倒しの影響で
工藤公康監督も「(キャンプでの)実戦が多くなる」と明かし、紅白戦は2月13日から予定している。その中で、奮起を期待するのは若手選手だ。1月28日の監督・コーチ会議で決定されたA組メンバーには
佐藤直樹、
海野隆司、
津森宥紀、
柳町達のルーキー4選手のほか、
尾形崇斗、砂川リチャードの育成2選手らが抜てきされた。彼らに求められるのは、もちろん結果。指揮官も「結果が出なければB(二軍)に行ってもらう」ときっぱり。しかし、逆を言えば、B組で結果を残せばA組への昇格する可能性も。A組に選ばれず悔しい思いをした若手選手たちの巻き返しにも期待したい。
「若い人の頑張りはチームの底上げになるし、ベテランの刺激にもなる」という首脳陣の狙いどおり、強烈なインパクトを残す若手選手は現れるだろうか。
写真=BBM