
巨人移籍2年目の2020年は全120試合に出場して連覇に貢献。個人ではリーグ5連覇となった丸佳浩
ジャイアンツ加入2年目の2020年は、開幕直後こそ骨折をおしての出場で不振を極めた丸佳浩だったが、7月に月間打率.301と状態を上げると、強力打線の中で中軸の役割を全う。12球団で、ただ1人のリーグ“5連覇”を果たした。
巨人移籍の2019年は主に三番として打率.292、27本塁打、89打点。チームを5年ぶりのリーグ制覇に導いた“優勝請負人”は、コロナ禍でイレギュラーなシーズンとなった2020年も6月こそ打率.158、1本塁打と低迷したが、「状態が悪いときはヒット性の当たりも正面を突いてしまうことがある。そういうときに、自分の中で『じゃあどこに打っていこう。結果的にそれがアウトになっても、それはそれでよし』と考えていた」と我慢。最終的に、打率.284、27本塁打、77打点を稼ぎ出し、三番・
坂本勇人、四番・
岡本和真とともに、クリーンアップトリオの1人として首位独走の原動力となった。
中堅手としても外野の守備をリード。8年連続のゴールデン・グラブ賞こそ逃したものの、再三の好守でチームを救っている。
日本シリーズでは2年連続で
ソフトバンクに4連敗。日本一を逃し、巨人移籍時に語った「銀座でパレードをしたい」という夢を果たせていないが、「やり返すためには何をやればいいか球団とも意見交換した。毎年、毎年、変わらないが、日本一を目指してしっかりとやっていきたい」と2021年シーズンに向けても準備を開始している。
そんな丸と一緒に2020年シーズンを振り返るオンラインファンミーティングが1月16日に開催される。新型コロナウイルスの影響で直接集まることはかなわないが、全国からオンラインでつながることができるスペシャルなイベントとなるはずだ。
MCは元フジテレビでアナウンサーで現在はスポーツアンカー、フリーアナウンサーとして活躍中の田中大貴氏。慶大野球部で活躍した強打者がファンミーティングを盛り上げる。1月16日は球場とは一味違った丸とのひと時を楽しんでみてはいかがだろうか。
ファイテンpresents読売ジャイアンツ丸佳浩選手オンラインファンミーティング 文=坂本匠 写真=BBM