
コロナ対策“超強化”プラン
西武は、9月のメットライフドームでの一軍公式戦開催日の計13試合を対象に、自宅からタクシーによる送迎や、専属スタッフが買い物を代行するなど、人との接触を可能な限り減少させた『コロナ対策“超強化”観戦プラン』を販売している。
新型コロナウイルス感染症の影響により昨シーズンから観客数の制限がかかるなか、西武では安全・安心に野球観戦を楽しんでもらうため、これまでもさまざまな感染症対策を講じている。
今シーズン、試合観戦後に行っている観客アンケートでは、約9割が「メットライフドームでは十分な感染症対策を実施していると感じている」と回答。しかし、昨年末にファンクラブ会員向けに行ったアンケート調査では、「コロナ前の2019シーズンと比較して2020シーズンの来場頻度が減った」と答えた人の中で、6割以上が新型コロナウイルスへの感染リスクを理由に挙げていたことが分かった。
不安な点として、行き帰りの電車の混雑や球場内での行列、大声を出したりマスクをしない観客がいるのではないかなど、他の観客との接触に不安を感じているという主旨の回答が多く得られた。こうした調査から、観客の感染への不安を払拭し、今後も安全に安心して観戦を楽しんでもらえるよう『コロナ対策“超強化”観戦プラン』を企画した。

プランの対象座席「ネット裏パーティーテラス」(球団提供)
本プランでは、西武タクシーがご自宅からメットライフドームへ送迎し、球場では通常のゲートとは異なる専用ゲートから入場。客席は今シーズン新たにバックネット裏最後方に設置したグループ席「ネット裏パーティーテラス(定員6名)」を利用し、グルメやグッズの購入は本プランの専属スタッフが代行する。観戦後もタクシーで自宅まで送迎し、野球観戦における不特定多数の方との接触を可能な限り低減するプランだ。