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アジアカップ4連覇の侍ジャパン女子代表 大学生のみの編成で輝いたアジア王者

 

若手の台頭、戦力の底上げが実現


4大会連続4度目の優勝を遂げた侍ジャパン女子代表は11月3日に帰国。金メダルを首にかけ、喜びの表情を見せた[写真提供=NPBエンタープライズ]


【第4回BFA女子野球アジアカップ】
決勝 11月2日 日本 8-0 台湾

 第4回 BFA女子野球アジアカップが10月26日から11月2日まで中国・杭州で10チームが参加して行われた(7イニング制)。

 Bグループの日本はオープニングラウンドでスリランカ、フィリピン、韓国、インドネシアに4連勝。Aグループ上位2チームと対戦したスーパーラウンドでは、台湾と香港に連勝しファイナル進出。アジア王座をかけた台湾との決勝は8対0と快勝し、日本は7戦全勝で4大会連続4度目の優勝を飾った。なお、3位決定戦で勝利した香港が3位、韓国は4位となった。

 打線は初回から打者11人猛攻で7得点を先制し、主導権を握った。先発した左腕・柏崎咲和(大体大)は7回5安打無失点。見事な完封勝利でMVPを受賞した。バッテリーを組んだ山本一花(大体大)は初回に2点適時打を放ち、背番号18・柏崎を援護した。

 今大会のメンバー21人はフル代表ではなく、大学生で編成された。チーム結成当初は未完成な部分もあったが、1試合ごとにたくましくなり、プレーのほか所作においても他チームの見本となった。来年には第10回WBSC女子野球ワールドカップのグループラウンドが控えている。今大会は4連覇を遂げる中で、若手選手の台頭と、戦力の底上げが実現し、収穫多き国際大会となった。なお、下記が中島梨沙監督とMVPの柏崎のコメントである。

▼中島梨紗監督
「(決勝について)初回の2アウトからも得点を重ねることができたことが大きかったです。優勝できたうれしさもありますが、相手の二番手左腕に完璧に抑えられてしまったので、世界一を狙うためには課題も残りました。(大会を通して)日々成長し、こちらが求めていることへの姿勢もすごく良い選手たちでした。ここで終わりの選手たちではないので、代表でまたやりたいと頑張ってくれたら、大学生でこの大会に臨んだ価値になると思います。(選手たちに今後求めるもの)来年ではなく帰ってすぐの行動、野球に取り組む姿勢が大事になります。謙虚さを忘れずに、まだまだだと思って帰ってほしいです。(来年のワールドカップグループラウンドに向けて)すぐ来年の選考に向かわないといけません。選手の状態や成長を見ながら準備を進めていきたいです」

▼柏崎咲和[大体大]
「(MVPは)率直にうれしいです。自分の力だけで取れたわけではないので、チームメイトや指導者の方に感謝しています。(決勝5安打完封)思った以上に緊張せずにマウンドに上がることができました。心強いバックもついて、得点もたくさん取ってくれると思っていたので、自分の仕事をと思って1イニングずつを無失点に抑えようと投げました。走者を出した後が大事と中島監督に言われていたので、長打を打たれないように、ゴロを打たせられるように低めに投球を集めることができました。(初めての国際大会)独特な雰囲気がありましたし、野球というスポーツをいろんな国・地域の選手が楽しんでいたので、もっと発展していくべきだと思いました。来年はフル代表に選んでいただけるように、そこまでの期間に自分の投球を見つめ直し、今大会の経験を生かしていきたいです」
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