ここからは残り60試合前後の後半戦での12球団のキーマンを選び紹介していく。 ※年齢は満年齢。成績はシーズン前半戦 外野手/31歳/86試合、打率.252、12本塁打、66打点、1盗塁 オールスターでの活躍により、その知名度は“全国区”になったことだろう。
ソフトバンク・
松田宣浩の提案で右目の下に「×」、左目の下に「○」にアイブラックを塗って7月17日の第2戦(楽天生命パーク)に臨むと、3回一死二、三塁の好機に右前へ勝ち越し2点適時打を放った。「松田さんの×じゃなくて、○が効いています。松田さん、ありがとうございます」。試合中に発するユニークなコメントも、すっかり板についてきた。
もちろん、話題性ばかりではない。前半戦での66打点は2位の
ロッテ・
マーティンに8打点差をつける単独トップ。打率.252ながら得点圏打率.368と、抜群の勝負強さを発揮している。エキシビションマッチでは3試合連続計4発をスタンドに放り込むなど、好調をキープ。星稜高の後輩でもある
ヤクルト・
奥川恭伸から貫録を示す3ランを放った際には「正直、打てたのは奇跡なので、奥川君には自信を持って後半戦を戦ってほしい」と真顔でエールを送った。
この打棒すらも首脳陣への「ゴマすり打法」と命名したが、プレー自体は真剣そのもの。独特な「島内語録」が増えていくことが、この四番打者が活躍している証しとなる。