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都市対抗2023

【都市対抗2023】Honda熊本・渡辺正健監督が語る黒獅子旗奪取へのシナリオ「義理と人情、夢とロマンの町。皆さんが喜ぶ顔を見たい」

 

Honda熊本硬式野球部(大津町)は九州第1代表として、8年連続17回目の第94回都市対抗野球大会に出場する。初の黒獅子旗を目指す渡辺正健監督(明大)が東京ドームへの意気込みを語った。

Honda熊本・渡辺正健監督


「挑戦への原動力」は渡辺正健監督の生き様だ。2008年7月から13年まで監督としてHonda熊本硬式野球部を率いた。退任後は社業に専念。「管理職として人の動かし方、言葉の使い方、マネジメントを学びました。企業の組織づくりは、野球部のチームづくりに置き換えられる」。20年に復帰。「1回目の経験を2回目に生かせている。いつかは野球から離れないといけない。野球部は企業の役に立つ、人づくりの一機関と認識しています」。

 20年の都市対抗で17年ぶりの準々決勝進出。21年には準優勝を遂げた。社会人日本選手権対象のJABA大会で、22年は2大会(岡山、北海道)で優勝し、九州大会は準決勝進出。23年もスポニチ、岡山、九州といずれも準決勝進出(4強)。都市対抗九州地区二次予選では6年連続の第1代表を決めた。渡辺監督は「戦力的には整ってきた」と手応えを語るが「初戦の入りがカギ」と、西濃運輸との1回戦にすべてを注ぎ込む。

 投手陣は先発、抑えをこなす片山に、九州二次予選では柳澤、高山が台頭。左サイド・島袋、新人の右サイド・上村とバラエティに富んだ布陣だ。二次予選では出番がなかったが、高卒3年目右腕・内田も控える。

 打線は「全国でもマークされる」(渡辺監督)と一番から中島、山本卓、稲垣、古寺の上位4人は不動だ。昨季から一、二番を入れ替え「戦術の幅が広がった」と手応え十分。昨年の1回戦では6本塁打を放つなど「強打・熊本」が定着しており、機は熟したと言える。「熊本は地域密着の野球部。人口3万5000人の町が、大都会の代表チームに勝つ。僕らにしか分からない快感です」(渡辺監督)。準々決勝でHonda対決の可能性があるが「09年はあと一つ勝てば埼玉という3回戦で負けた。一戦一戦、勝ち上がった結果がそうなればいい」と無欲を強調する。「義理と人情、夢とロマンの町。明るい話題を提供し、皆さんが喜ぶ顔を見たい」。郷土の代表として、一戦必勝を貫く。

PROFILE
わたなべ・まさたけ●1969年9月4日生まれ。大分県出身。大分舞鶴高-明大-本田技研熊本(捕手)。08年から13年までHonda熊本監督。20年に同監督に復帰。

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