いよいよ始まる2026シーズン。ペナントレースの行方とともに新しいスター選手の出現に注目が集まる。ここでは各球団担当が厳選したブレーク候補を紹介。次代の日本野球界を担う選手たちの活躍を見逃すな! ※ポジションは(先)=先発、(中)=中継ぎ、(抑)=抑え、(捕)=捕手、(一)=一塁、(二)=二塁、(三)=三塁、(遊)=遊撃、(外)=外野
※年齢は2026年末時点の満年齢 阪神・中川勇斗(外/捕) 全力スイングで五番に挑戦
野手の新人資格規定は「入団5年以内60打席以内」。中川勇斗は、高卒5年目、昨年一軍デビューし59打席に立った。新人王資格者ギリギリ候補でもある。オープン戦ではWBC日本代表で
佐藤輝明、
森下翔太が抜けた穴を埋めるように三番打者として打席に立ち、二人が帰ってきても昨年五番の
大山悠輔を六番に回して五番を張った。オープン戦打率.310に2本塁打7打点。長打率は.476とブレーク中。全力スイングで結果を残してきており、開幕一軍、そして新人王まで狙っていくつもりだ。
PROFILE なかがわ・はやと●2004年1月27日生まれ。愛知県出身。172cm76kg。右投右打。[甲]京都国際高-阪神22[7]。
DeNA・田内真翔(遊/三/二) 急激な進化をみせる才能
昨季から何度となく聞いた「田内が良い」との声。もともと身体能力が高く将来を嘱望されていた高卒ルーキーがファームで80試合に出場し経験を積むと、シーズン終盤には一軍に上がりプロ初安打も放った。オフは課題である守備を克服するためにドバイのウインター・リーグに参加すると最優秀守備賞を獲得。昨年から体も大きくなりスイングスピードも確実に向上し、オープン戦では10試合に出場し打率.435と好調だ。ブレークする下地は整った。
PROFILE たない・まなと●2007年3月6日生まれ。
広島県出身。177cm81kg。右投右打。[甲]おかやま山陽高-DeNA25[5]。
巨人・石塚裕惺(三/遊/二) 開花間近の秘めたるポテンシャル
高卒ドライチ野手のスター候補生は1年目の昨季、ケガに苦しみながらも二軍戦で55試合に出場して打率.327とポテンシャルの一端を示した。今春は初となった一軍キャンプを完走して徹底的にバットを振り込み、開幕一軍だけではなくレギュラー争いに参戦。本職は遊撃だが
岡本和真がブルージェイズへ移籍し、
リチャードも故障で出遅れ必至となった三塁が現実的なターゲットとなる。一軍の舞台で持てる才能を発揮するときは、すぐそこだ。
PROFILE いしづか・ゆうせい●2006年4月6日生まれ。千葉県出身。182cm94kg。右投右打。[甲]花咲徳栄高-巨人25[1]。
中日・福田幸之介(先/中) 真っ向勝負が魅力の本格派
高卒3年目の期待のサウスポーは昨年シーズン最終盤にプロ初登板を飾ったばかり。キレのある真っすぐにスライダー、チェンジアップを操る。制球力が課題だが、球威で勝負するタイプ。負けん気が強く、打者に向かっていく姿勢も評価が高い。一軍定着のためには冷静なピッチングが必要。まずは中継ぎで結果を残し、先発マウンドのチャンスをつかみたい。守護神の
松山晋也も認める逸材。「もう金を稼ぐしかないっしょ!」と今年に懸けている。
PROFILE ふくだ・こうのすけ●2005年8月11日生まれ。大阪府出身。182cm88kg。左投左打。[甲]履正社高-中日24[4]。
広島・辻大雅(中) 中継ぎ専念で全力投球

広島・辻大雅[22歳/2年目]
新たな試みの経験を成長につなげる。昨季は7月に念願の支配下登録をつかみ、8月に一軍デビュー。昨秋から先発挑戦も、一軍で完走した春季キャンプを経て、一人ひとりの打者に全力投球で勝負できる中継ぎへの専念が決まった。最速151キロのストレートを軸に、今春さらに磨きをかけたチェンジアップなどを交え、緩急を生かした投球で打者を打ち取る。オープン戦は7試合に登板、5回2/3を投げ防御率1.59。ブルペンを力強く支える安定感を発揮したい。
PROFILE つじ・たいが●2004年8月29日生まれ。神奈川県出身。182cm88kg。左投左打。[甲]二松学舎大付高-広島23育[3]、25途。
ヤクルト・鈴木叶(捕) 次世代の正捕手候補
強肩とフットワークが武器で、力強い打撃にも大きな可能性を秘める。昨季はケガに苦しみながらも、ファームで打撃や送球技術を磨き、シーズン終盤に一軍昇格した。今春はWBCで
中村悠平が不在の中、オープン戦11試合に出場。3月10日の中日とのオープン戦(バンテ
リン)では八番・DHで出場し、本塁打含む3安打3打点と打線をけん引した。「ピリついた場面で一軍の試合に出られるように」と“打てる捕手”として存在感を示していく。
PROFILE すずき・きょう●2006年3月21日生まれ。静岡県出身。181cm81kg。右投右打。[甲]常葉大菊川高-ヤクルト24[4]。