新たなクローザーとして存在感を見せている。育成からスタートし、支配下となった3年目の昨季、不調の田中正義の穴を埋める活躍で台頭。今季も6月からセーブ機会での登板を任されている。21歳の最速157キロ右腕は、不動の守護神となるべく腕を振る。 取材・構成=佐野知香 写真=高原由佳、毛受亮介
※成績・情報は7月10日現在 救援失敗の怖さ
昨年の5月26日の楽天戦(楽天モバイル)で先発として一軍初登板するも黒星デビュー。救援として7月に再び一軍昇格を果たすと、8月には不調の田中正義に代わり抑えを任され8セーブ。一躍、期待のホープとなった。 ―― 一軍戦で投げ始めてから2シーズン目に入っていますが、これまでを振り返ってどのように感じますか。
柳川 去年はいろいろなチーム事情などもあって抑えでも投げたんですけど、なんだか流れというか勢いで投げていたところがありました。今年はちゃんと結果を出して実力でつかめたポジションなので、去年とはちょっと違う手応えがあります。
――昨年の8月は11試合に投げて8セーブ1ホールドという成績を残しましたが、自信にはつながらなかった?
柳川 感覚は8月だけで言えば良かったんですけど、一度打たれたら一気に崩れて、そこからもうずっとダメだったので。メンタル的なこともあると思うんですけど、良い状態を維持できなかったことが課題だなというのは思っていました。
――9月1日の
西武戦(ベルーナ)では2点リードの9回に登板しましたが、3四球と安打で逆転を許し敗戦投手に。そこから勢いを失ってしまったんですね。
柳川 そうですね、そこで失敗する怖さを初めて知って、ちょっとビビッて投げるようになってどんどん崩れていったという感じです。
――救援失敗というのは、先発して負けるのとは違うものですか。
柳川 全然違いますね。先発ピッチャーの勝ちが消えるのは、野球人生にも関わってくるものなので。それに優勝争いをしていた中でもあったので、本当に申し訳ないという気持ちがありました。
――そこから今年はもう一度先発に挑戦するということで取り組まれてきたと思うんですけど、春季キャンプ中に再びリリーフに配置転換されることになりました。そのときの心境は。
柳川 去年の契約更改のときに球団のほうから「来年は先発を」という話があったので、先発でチャンスがあるかなと思って練習していたんです。ただ、もともとは去年からクローザーのポジションを目指そうと思っていたので、すぐに気持ちを切り替えられましたし、落ち込むとか不満とかは全然ないです。
――柳川選手が感じるクローザーの魅力とは何ですか。
柳川 やっぱり一番いい投手が投げるポジションだと思っていますし・・・
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