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伝説の男たちの「スゴ技」!

【スゴ技】長嶋茂雄 球界最高のスーパースター ミスターの豪快スイング

 

歴代の名選手たちを連続写真とともに紹介する企画。第5回は、球界史上最高の人気者 巨人の栄光の象徴とも言える男、長嶋茂雄だ。




無形の型のスイング


「食うか食われるかの闘争あるのみ」

 打席での心境を問われ、そう答えた。ルーキーイヤーからいきなり打撃2冠を獲得、トリプルスリーに迫り、17年の現役生活で、首位打者6回、本塁打王2回、打点王5回を獲得。それでもなお「記録より記憶に残る男」の言葉があるのは、“記録の男”王貞治との比較に加え、圧巻の勝負強さと、にじみ出るオーラから来る。59年、天覧試合のサヨナラ本塁打をはじめ、今も語り継がれる、多くの名勝負で主役を張った男だ。

 その打撃フォームは「無形の型」とも言われ、まさに自由自在。三振の際、ヘルメットが飛ぶオーバーアクションも人気があった。動物的勘とも言われ、相手バッテリーは狙いを読めなかったという。

 ただし、欠点を指摘する解説者は多かった。最大の理由は踏み出す左足のアウトステップだ。「バケツに足を突っ込むよう」と言われ、通常なら、これで体が開いてしまい、インサイドに詰まり、アウトサイドは届かないか当てるのが精いっぱいになるはず。

 しかし、長嶋は違った。厳しいインサイドをスタンドに運び、外の球を引っ張って長打にすることも多かった。

 その理由は腰にあるという。

「僕が考えるのはボールをバットの芯に当てることだけ。アウトステップと言っても腰が残っているから大丈夫」と長嶋。悪球打ちと言われたことについては「ストライクゾーンではなく、マイゾーンですね。そこに来た、と思えばボール球でも悪球でもいいんです」と話していた。

 また「いい打者は手にマメができない」と言い、柔らかいグリップでスイングし、インパクトの瞬間に最大スピードになるのを理想とした。「金玉がピシッと前の足に当たる音がするのがいいスイング」と話し、暗闇の中、真っ裸でスイングして、その音を聞いて自分の調子を確認していたという。

PROFILE
ながしま・しげお(内野手)1936年2月20日生まれ。千葉県出身。右投右打。身長178cm、体重76kg。佐倉一高から立大へ進み、当時の東京六大学リーグ新記録となる8本塁打を放つ。58年に巨人へ入団。同年打率.305、29本塁打、92打点の活躍で、本塁打王、打点王、さらに新人王にも輝いた。派手なアクションや勝負強さで絶大なる人気を誇り、ミスタープロ野球とも。74年限りで現役引退。その後は2期にわたって巨人の監督を務め、2001年限りで勇退、巨人の終身名誉監督に就任した。88年に野球殿堂入り、13年には国民栄誉賞にも。通算成績2186試合、2471安打、444本塁打、1522打点、190盗塁、打率.305
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歴代の名選手たちを連続写真とともに紹介する企画。

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