週刊ベースボールONLINE

元NPB選手のセカンドキャリア

Go to Base 神戸・池上誠一(元近鉄ほか)「指導方針をしっかり確立したい。もっと上達させてあげたい」

 

現役選手としてプレーできる時間は、限られている。ユニフォームを脱いだ後の人生を追う、元プロ野球選手の人間模様。今が最も輝いている。
取材・文・写真=尾辻剛

Go to Base 神戸・池上誠一


居心地のいい空間


 野球の指導も、リハビリも、経営もしたい。今まで経験してきたことのすべてを生かした仕事が野球塾だった。元近鉄投手の池上誠一は現在、兵庫県神戸市内にあるスポーツ複合施設「Go to Base 神戸」で経営に携わりながら、小学生から高校生までの指導を行っている。

「今は楽しいですね。僕は父親が厳しくて、小学4年生のときから毎日5時に起きて練習していたので、子どものころは野球が嫌いやったんです。だから同じ思いはさせたくない。やらされる練習は楽しくない。子どもたちには、野球を楽しくやってほしいですね」

 幼少期の熱血指導もあり、プロ入りは必然だった。近鉄入団2年目の1987年にプロ初登板。主に中継ぎ投手として活躍しながら、ローテーションの谷間では先発も担うなどプロ野球生活14年間で通算167試合に登板した。今とは時代が違い、中継ぎ待機した翌日に先発したことが何度もある。先発すれば、5回以上投げるのが当然だった。

 無理がたたって、現役生活の終盤に右肩痛を発症。99年に引退すると、翌2000年に半年間の修業を経て、神戸市兵庫区に焼き鳥店をオープンさせた。現役時代、常連として通っていた焼き鳥店があり「女性の店長だったんですけど、お客さんと一体感がある。お店の雰囲気がメチャメチャ良かったんです」と振り返る。「引退したら、そんな雰囲気がいい店をやりたいという気持ちがあったんです」。和気あいあいとした、居心地のいい空間を自らの手でつくりたかったのである・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

元NPB選手のセカンドキャリア

元NPB選手のセカンドキャリア

第二の人生に全力投球。野球人生には、いずれ区切りが来る。ユニフォームを脱いだ後の人生のほうが、はるかに長い。新たな仕事に就き、野球界とは別のステージで活躍する元プロ野球選手の今に迫る。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング