去る1月30日、昨季日本一の巨人キャンプインを控える宮崎で、WBC第3回大会に挑む侍ジャパン戦士たちの背番号が発表された。 実は代表チームを編成する際、選手選考の次に難航すると言われるのが背番号決定に関する事務作業。 果たしてこの日本代表ではどのような経緯で決定にこぎ着けたのだろうか。 あらためて侍たちのユニフォーム・ナンバーをおさらいするとともに、その背番号に秘められた想いを探っていこう。 写真=井田新輔、川口洋邦
松坂が背負った18番 同級生の杉内が継承 例えばこれがサッカー日本代表であったならば、招集メンバーの背番号決定はチームの指揮官、すなわち現在であればザッケローニ監督に一任される(場合が多い)。今や日本のエースに成長した本田圭祐[CSKAモスクワ/ロシア]が2010年の南アフリカW杯後、10番を望んだが許可されず、次代を担う存在の香川真司[マンチェスター・U/イングランド]が着けることになったのも、ザッケローニ監督の強い意思が反映されてのことだ。
ところが今回の侍ジャパン、指揮官・
山本浩二監督は基本的に背番号決定にはノータッチ。そのため、所属球団の番号が重複しなければ、そのまま自動的に与えられることとなり、重複の際は年功序列で決めたというから、あまり面白味がない。
所属球団で最も多くの選手が着けていた番号は・・・
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