ここまでは“ストレート”の投げ方について解説者&選手のみなさんにレクチャーしていただいた。では、そんなプロ野球選手たちが一目置く“ストレート”を投げるピッチャーとは誰なのか。12球団各6選手(投手3人、野手3人)計72人に加え、小誌編集長&小誌12球団担当にアンケートを実施。これが今、球界をにぎわすリアルに凄(スゴ)い“ストレート”だ!! ※対象はNPB所属の現役投手のみ。もちろん、外国人投手も可。なお、ご協力いただいた日本ハム・吉川光夫投手、ロッテ・益田直也投手がQ2に2人回答。ソフトバンク・斉藤和巳リハビリ担当コーチは選手としてカウント。年齢は満年齢。記録はすべて6月9日現在。 Q1 今、最も速いストレートを投げる(と感じる)現役投手は誰ですか?
【1位】 平野佳寿[オリックス] ■生年月日=1984.3.8生(29歳)
■身長/体重=186cm/84kg
■投打=右右
■キャリア=鳥羽高-京産大-オリックス06希(8年目)
ヤクルト・山本哲哉 「球速だけでいえば
巨人の
マシソンですが、総合的に判断すると。真っすぐを待たれていても、空振りがとれるのがすごい」
ヤクルト・飯原誉士 「今年対戦した中では、平野かな。球速表示よりも、体感速度を感じる。
藤川球児(現カブス)さんと似ている」
広島・野村祐輔 「スピード、キレと、あの直球は分かっていても打てないと思う。抑えで出てこられると厳しい。打席に立って体験してみたいが、絶対打てないでしょう(笑)」
楽天・小山伸一郎 「オーソドックスな、真っすぐとフォークの投手。真っすぐで勝負にいくことが多いと思う。投げ下ろす角度が素晴らしい。たたきつけるような軌道で、本当に速いと思う」
ロッテ・益田直也 「分かっていても空振りしてしまう直球を投げられる投手はなかなかいない。うらやましいですね(笑)」
ヤクルト・佐藤達也 「真っすぐ一本で勝負できる投手。同じチームだけどブルペンで見ていても投げている球はすごいの一言。スピードガン表示以上にスピードがある感じ」
小誌編集長/小林光男 「速度表示だけなら平野より上の投手もいるが、キレ、伸びは段違い。おそらく初速と終速の差が少ないのだろう。テレビ画面を通してでもその勢いがよく分かる」
広島・担当/新ヶ江周二郎 「キャッチャーミットへ糸を引いたように収まるストレートは圧巻。対戦したカープの打者も『あれは反則』と、お手上げ状態だった。球速もある上にコントロールも良い。試合終盤に出て来られたら、打者にとってはどうしようもないのでは?」
阪神・担当/椎屋博幸 「中継ぎ、抑えになってから全力で投げ出して、ボールがホップする感じはすごい」
ロッテ・担当/吉見淳司 「配球はストレートの比率が多いがそれでも空振りを奪っている。スピードだけでなく、伸びもある証拠」
ヤクルト・担当/三橋祐子 「マックス156キロ。変化球のキレもあるので、混ぜることでストレートがさらに生きる」
【2位】 千賀滉大[ソフトバンク] ■生年月日=1993.1.30生(20歳)
■身長/体重=185cm/83kg
■投打=右左
■キャリア=蒲郡高-ソフトバンク11育-12途(2年目)
巨人・山口鉄也 「交流戦で対戦したときにブルペンのモニターで見て、いい球を投げていた。ブルペンにいるピッチャーがどよめいていました」
巨人・笠原将生
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