花巻東高時代は“みちのくのダルビッシュ”と呼ばれ注目を集めた大谷翔平。 5月27日の阪神戦(甲子園)では、藤浪晋太郎との大物ルーキー対決も話題になったばかりだ。 しかし、他チームの若手投手たちだって負けてはいない。 ここでは、次から次へと若手の速球派投手を輩出している福岡ソフトバンクホークスのピッチャー事情に迫りつつ、編集部が推薦する“ネオ”ストレートピッチャー候補生を紹介していく。 福岡ソフトバンクホークス 能力引き出す育成と適所の配置 ソフトバンク若手投手陣の勢いが止まらない。中継ぎの柱に成長したプロ3年目、
千賀滉大と、
ファルケンボーグに代わって抑えを務める23歳・
岩嵜翔は今季ともに154キロをマークした。2人を筆頭に、
星野大地、
川原弘之、
吉本祥二……二軍にも目を見張る速球を投げ込む快速投手がひしめいている。
千賀が支配下選手登録されたのは昨年4月。昨季は主に二軍の先発ローテに組み込まれ、21試合108イニングを投げて自責点16、防御率1.33の成績を残した。
今季は先発予定だった3月2日の
巨人とのオープン戦を発熱のために回避。それをきっかけに、中継ぎへと配置転換された。開幕一軍に滑り込み、初登板こそ3回1/3で3失点を喫したが、その後は25試合連続無失点(6月10日現在)と驚異の安定感を示している。「ストレートの安定感が去年とはまったく違います。MAXは1キロ伸びただけですが、そこが違いです」
それを引き出したのが・・・
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