22年間で積み重ねた史上3位の安打数
92年7月12日のダイエー戦(平和台)で
木村恵二から右前打を放ち、第一歩を踏み出した
イチロー。それから21年後の今年、8月21日のブルージェイズ戦でR.A.ディッキーから左前打を放ち、日米通算4000安打の金字塔に到達した。
「4000安打には、8000回以上悔しい思いをしている。その悔しさと常に向き合ってきた事実は誇れると思いますね」と達成後の記者会見で心境を語ったイチロー。マリナーズからヤンキースに移籍し、計162試合に出場した昨季と比べ、試合数は150。打率、安打、盗塁など主要な部門では数字を落としてしまっているが、今季終了までに積み上げた安打数は4020本。メジャー・リーグ単独記録ではあるが、この数字を上回るのは4191安打のタイ・カッブと4256安打のピート・ローズのみとなった。
「これからもいっぱい失敗を重ねて、たまにうまくいっての繰り返しだと思います。打撃とは、野球とは何かということを少しでも知る瞬間というのは、うまくいかなかった時間とどう対峙するかだと思う」
日本が誇る世界の安打製造機は来季、あと171安打(今季は137安打)に迫った“球聖超え”に挑むことになる。
イチロー語録・稀代の好打者が節目に残した言葉
通算1000安打 99年4月20日
VS.
日本ハム@東京ドーム
対戦投手:
金村曉 安打:右中間本塁打
「打てば打つほど、分かれば分かるほどバッティングは難しくなる。(記録は)早かったなという印象です。(9回表を0対10で迎えて)今日のような状態では集中するのが難しいですが。それはうまくいった」 通算2000安打 04年5月21日
VS.タイガース@セーフコ・フィールド・・・
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