週刊ベースボールONLINE

 




▲主な獲得タイトル



 元巨人篠塚和典は高校時代に対戦した時の衝撃が忘れられないと言う。「あり得ないけど、本当にホップしていた」。高校時代からその名を轟かせた元祖・速球王だ。

 しかし、プロ生活は9年で通算135勝。右肩を痛め、東京ドーム移転前年に現役を退いた。直球とカーブだけでマウンドに君臨した、投手のプライドの塊のような存在だった。

投票者&選出理由コメント
長内孝[オリックス] 真っすぐを待っていたとしても打つことができない。打席に立っていてボールがすごく大きく見えた
栗山英樹[日本ハム] 実際に対戦してみて、ボールが浮くことって、本当にあり得るんだと思った。あんな球見たことがない
篠塚和典[元巨人] どんな投手も自分のタイミングで打てていたが、江川さんのストレートは打とうと思ったらミットに……衝撃だった
金森栄治[元西武ほか] プロでも対戦したが、早大時代に対戦したときが最高に速かった。浮き上がる、ホップするストレート
杉山賢人[元西武ほか] 初速と終速が変わらない。あれだけのキレのあるストレートは投げたくても誰も投げられない。文句なしの本格派
池谷公二郎[元広島] 真っすぐとカーブしかないのに、それで打者を抑えられていた。やっぱり真っすぐが規格外だった
掛布雅之[元阪神]  速球と分からせて勝負してきて空振りさせられました。力勝負をしたライバルですが、怖い勝負でした
高木豊[元大洋ほか] ホップがほかの投手とは段違い。かろうじてファウルにできましたが、あのスピードはほかに経験したことないです







▲主なNPB獲得タイトル



 98年、横浜の38年ぶりのリーグ優勝に当時の日本記録45セーブで貢献した大魔神。00年には活躍の場をメジャーに移し、マリナーズでも抑えに君臨。“DAIMAJIN”として親しまれた。

 落差あるフォークを武器に挙げた日米通算381セーブは、昨季、中日岩瀬仁紀に抜かれるまでの日本記録だった。

投票者&選出理由コメント
河田雄祐[西武] あんなにフォークが落ちたら、打てない。ベース前でワンバウンドしても、空振りした
秋山翔吾[西武] 小さいときに見ていて、僕は巨人ファンだったんですけど「打たせてもらえない」というイメージが強烈にあります
清水雅治[ロッテ] (盛田、佐々木が8回9回に出てくるから)7回までにリードしていないと勝てないという投手だった
大西崇之[巨人] 試合の終盤に出てきたら、もう終わりだと思わされた。存在感があった
永川勝浩[広島]

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング