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開幕カード VS東北楽天ゴールデンイーグルス(西武ドーム)
2013年対戦成績:13勝9敗2分 勝率.591
ホームゲーム対戦成績:7勝5敗 勝率.583



開幕直前ポジティブPOINT
競争を促した若手野手が急成長中!戦力底上げに成功
開幕直前ネガティブPOINT
守護神不在は今季も…主力のコンディションはどこまで上がる?

 伊原春樹新監督が目指すのが、「ムダな失点を防いで、スキを突いて勝つ」黄金期・西武の野球だ。そのために、「カギとなるのは投手陣」と明言し、特に先発投手陣には安定した結果を求めている。その投手陣だが、年始早々に先発ローテから起用法まで構想が公表され、指名された投手も順調に調整してきた。先発は岸、牧田、菊池、野上に、昨年クライマックスシリーズでプロ初完封した岡本洋、新外国人のレイノルズの6枚。昨季、防御率はリーグ2位とまずまずだったが、被本塁打がリーグワースト。これをどう改善していくか。

 昨季、先発ローテを担った十亀は、数年来の課題ともなっているリリーフに回る。その中継ぎは、ロッテから移籍の中郷、ルーキーの豊田と新戦力が加わり、昨季より安定感はある。ただし、サファテの移籍で空いた抑えはまだ決まっていない。新外国人のボウデンが最有力候補だったが、オープン戦でピリッとせず。左腕のウィリアムス、高橋、さらに十亀の名前も挙がるが、「そこは限定しないつもり」と伊原監督。“守護神”不在で開幕に臨むことになりそうだ。

 打線も早々に開幕オーダーが明かされており、そこから大きな変更はない。ただ、四番に復帰濃厚な中村がキャンプ終盤に左ワキ腹を痛め、実戦不足のまま開幕を迎えるのは不安材料の一つか。また、栗山もオープン戦途中で左太もも裏の張りを訴え、三番の浅村も疲労による発熱でダウンするなど、ともに重症ではないにしろ主力のコンディションが気になるところだ。

 得点パターンとしては、一番・栗山が出塁し、浅村、中村がかえしていくのが理想。二番のチームバッティングもカギになるが、ここがチーム内での競争とされ、右翼手の熊代、木村、斉藤の3選手の名前が挙がったが、開幕は守備に定評があり、オープン戦打率でも4割超えと好調な・・・

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