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開幕カード VSオリックス・バファローズ(札幌ドーム)
2013年対戦成績:12勝11敗1分 勝率.522
ホームゲーム対戦成績:8勝4敗 勝率.667



開幕直前ポジティブPOINT
走塁力アップと外野陣の豊富なオプション
開幕直前ネガティブPOINT
不安定な内野守備未知数な先発投手陣

 2月の練習試合、その後のオープン戦では打線が好調でよく点が取れている。ただ、その中心には大谷がいた。主に三番に入り、3月15日時点で4割台をキープし、チャンスで走者をかえした。開幕カードで登板がなければ、打線の主軸で出場する可能性もある。だが、今季は投手中心の起用となる予定のため、期待し過ぎるわけにはいかない。

 そこで気になるのはアブレイユ、ミランダの状況だ。前者は調整の遅れで、3月中旬に入ってからようやく実戦復帰。ミランダは3月1日に走塁中に腹筋を痛め、以後は別調整が続いた。2人は3月11日からチームに合流。状態が良ければ、当然一塁、DHで打線の主軸を任せられる。彼らがコンスタントに働けば、迫力のある打線になるだろう。

 オープン戦で気になったのは中田の状態だ。キャンプ中の実戦では好調だったが、徐々に調子を落としてオープン戦の打率は1割台に落ち込んだ。主砲が公式戦に入って、本来の状態を取り戻せるかも、ポイントになる。

 昨年見せた機動力は変わらず大きな武器となるだろう。陽、西川の一、二番コンビだけでなく、岡や中島卓もスピードには自信があり、この3人が出塁することで足を絡めた攻撃が可能になる。ただ、昨季はリーグトップの盗塁数を得点力に結び付けられなかった。打つ方としっかり連動した走塁でチャンスを増やし、得点に絡めたいところだ。

 打撃、走塁と攻撃には破壊力がありそうだが、守備には不安が残る。内野の失策もあるが、それ以上に気になるのは記録に残らないミスだ。併殺を取れると思われた当たりでも、アウトを一つしか取れずに失点するなど、走者が残る場面がオープン戦では散見している。投手の心理面にも大きな影響があるだけに、アウトが取れるときにきっちり取れる確実性で投手陣を助けられるかが、大きな課題だ。

 外野陣には、多くの選択肢があり・・・

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