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2014大予想大会のオープニングを飾るのは、30人のプロ野球解説者&プロ野球OBのみなさん。オフの補強、春季キャンプ、そしてオープン戦をつぶさに観察し総合的に判断していただいた結果、プロフェッショナルな30人が自信を持って導き出した結論がこちら。<また、注目選手は今季のプロ野球を楽しむ上で、欠かせないと推薦してもらった選手たち。読者の皆さんにも観戦の際にはぜひ、注目して見ていただきたい。

※1位=6pt、2位=5pt、3位=4pt、4位=3pt、5位=2pt、6位=1ptで換算




 1人勝ちとの予想。30人中29人が優勝とし、失ったポイントも2位予想でわずか1だ。その理由を見ていこう。「戦力的に他を圧倒。この差を埋めるのは容易ではない」(柴田勲)、「以下5球団と差があり過ぎ」(大友進)、「強いのに、そこへまた戦力補強」(高橋直樹)と、大竹寛(前広島)、井端弘和(前中日)、片岡治大(前西武)など、他球団の主力級を迎え入れたことでセ・リーグでは絶対の存在であるとした。

 さらに「投打ともにタレントがそろっている。控え選手も充実」(水野雄仁)、「両リーグトップの選手層の厚さ」(緒方耕一)、「(新人の)小林誠司の加入で阿部(慎之助)を一塁にも回せる」(武田一浩)と仮に主力が離脱した際でもカバーの効く選手層が高ポイントにつながった。むしろ「極端な言い方だが、勝って当然」(大島康徳)、「巨人包囲網の中で王者の戦い方ができるか」(田口壮)と、勝ち方の内容を問われている。

 また「巨人戦のエース登板回避が近年の巨人独走を助長している」(篠塚和典)、「エース級投手をぶつけ、『打倒G』の図式がはっきりすれば、リーグ全体が盛り上がる」(外木場義郎)の意見もあるが、CSをにらんでこれを避ける球団が出てくるのはいたしかたのないところか。




 巨人の対抗馬とまでの評価ではないが、上位は確実とされたのが昨季16年ぶりにAクラス入りした広島だ。唯一巨人ではなく“広島優勝”とした北別府学は「近年で最も投手陣が充実している。この機を逃すとリーグ優勝からまた遠ざかってしまう」。前田健太をはじめとする投手陣への評価は高く、「投手力なら上位」(小林誠二)、「大瀬良(大地)と九里(亜)の新人コンビのイキがいい」(高橋直樹)、「前田健、バリントン、野村(祐輔)は2ケタ勝利が十分に見込め、新人コンビが加われば優勝争いも」(土肥義弘)、「数年前から我慢して若手を育て、野手も投手も育ってきている」(岩本勉)。ただし、“優勝”予想に届かないのは・・・

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