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スタジアムを訪れるファンを楽しませようと、趣向を凝らしたグッズやイベントなどを発信しているカープ。ファンの心をがっちりつかむ「王道」のものもあれば、ときには意表を突いた斬新なアイデアで人々を驚かせる。全国各地で“出現”し始めている熱狂的な鯉党を楽しませる秘密とは――。グッズ開発、場内販売部門の責任者である松田一宏オーナー代行に話を聞いた。



現場で感じる思い

 近年、関東を中心とする全国各地でのカープファンの勢いがすごい。昨年のクライマックスシリーズ・ファーストステージで敵地・甲子園の左翼から三塁側スタンドを鯉党が真っ赤に染めたように、「カープ」は球界のトレンドとなりつつある。「本当にありがたいことです。でも、私が学生時代に関東へいたときから神宮や横浜スタジアムにはいっぱいお客さんが入っていましたよ」

 松田元球団オーナーの甥にあたり、昨年3月に33歳の若さで常務取締役兼オーナー代行に就任した松田一宏氏はそう笑う。通常は広島市内の球団事務所にて主にグッズの開発や販売を担当している同氏は、遠征等に帯同することはなく、ファンの盛り上がりはニュースなどで目にしている。さらに、3月24日に都内で開催された「セ・リーグファンミーティング2014」では、直接ファンの熱を感じることができたという。

「昨年からスタートしたイベントで、今年もグッズとカープうどんのブースを出店したのですが…

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