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2014ドラフト特集 第4弾

ドラフト1位指名が噂される10人の逸材たち

 


打力19.5/守備力16.0/走力17.0/精神力18.0/将来性18.0/合計88.5
[二塁手]180cm/75kg/右投右打/1992.5.28生
選手のタイプ:仁志敏久(元巨人ほか)
経歴:天理高



長短兼備の天才打者

 早大の主将にしてアマチュアNo.1内野手の呼び声も高い。シュアなバッティングに定評があるが昨秋は4本塁打、今季も3カードを終えて2本塁打と長打力も兼ね備える。昨夏の日米大学野球選手権では中堅手として勝利に貢献するなど、多彩な才能を発揮中。スキのない走塁も武器で、今季は2本の三塁打をマークしている。

中村メモ
「今ドラフトNo.1評価を不動のものにしている3拍子そろった内野手。広角に打ち分けるアベレージヒッターだが一発長打もある」


球速16.0/変化球18.0/制球力18.0/精神力18.0/将来性18.0/合計88.0
[投手]178cm/80kg/右投左打/1988.4.15生
選手のタイプ:鍵谷陽平(北海道日本ハム
経歴:鹿児島・神村学園高−MSH医療専門学校



遅咲きの本格派右腕

 昨年の社会人日本選手権、JR東海戦で大会記録を1つ上回る15 奪三振をマークし、脚光を浴びた。角度のあるストレートと、落差の大きいフォークを武器に持つ入社5年目の右腕。4月のJABA岡山大会では強豪・大阪ガス、JR東日本を相手にいずれも完投勝利を挙げ、大会の最高殊勲選手に選ばれている。

中村メモ
「プロ入りに際しては年齢がやや気になるが、ロングリリーフができる頼もしい右腕。直球、変化球ともに安定感がある」


球速16.5/変化球16.5/制球力16.0/精神力18.0/将来性18.0/合計85.0
[投手]180cm/83kg/左投左打/1993.3.1生
選手のタイプ:藤岡貴裕(千葉ロッテ
経歴:広島・広島工高



火を噴くクロスファイヤー

 1年秋からリーグ戦を経験している強気なサウスポー。右打者の内角をえぐる直球と大きく割れるカーブを操る。3年時には先輩・船本一樹(現JX-ENEOS)と二枚看板を形成していたが、今季は絶対的なエースとして起用されている。現在はチームの調子が上がらず、自身の勝ち星も2つのみ。エースの意地を見せたい。

中村メモ
「右打者に対してクロスに突くストレートでストライクが取れる。元来の武器であるカーブをさらに効果的に使えれるかがポイント」


球速18.0/変化球16.5/制球力16.0/精神力16.0/将来性18.0/合計84.5
[投手]173cm/71kg/左投左打/1992.10.24生
選手のタイプ:なし
経歴:沖縄・興南高



琉球トルネード復活なるか

 高校3年時に沖縄・興南高のエースとして甲子園で史上6校目の春夏連覇。“琉球トルネード”の異名で高校野球界を席巻した。昨秋までの成績は11勝17敗と黒星が先攻。チームの主将に就任した今季は、巻き返しを誓うも調子が悪く、1回戦を他の投手に譲った。その後も四死球を連発して自滅するパターン。バランスを取り戻して復活できるか。

中村メモ
「この春は制球を乱す場面が多く、先発から外れているのが気がかり。それでもストレートの威力は戻ってきており、メンタル次第か」


打力18.0/守備力16.5/走力16.5/精神力14.5/将来性18.5/合計84.0
[外野手]182cm/72kg/右投左打/1996.6.21生
選手のタイプ:青木宣親(ロイヤルズ)



攻守走で発揮する才能

 中学3年時にはU16 世界選手権で日本の四番を任され、2本塁打で銅メダル獲得に貢献。名門・横浜高では1年春から中堅のレギュラーとなり、甲子園デビューの13年夏は初戦5安打の離れ業で巨人・山下哲治スカウト部長を「ミートがうまく率が残せる」と驚かせた。今春センバツは初戦敗退も、2安打4得点と相変わらずのセンスを披露している。

中村メモ
「攻守走いずれも高いレベルにあり、プロでも早くからレギュラーを奪える可能性大。将来的にはトリプルスリーも狙えそうだ」
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