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巻頭カラーでは広島大瀬良大地菊池涼介丸佳浩一岡竜司にフォーカスを当てたが、快進撃を支える若手はまだまだいる。
26歳以下に限定して、その顔ぶれを眺めていこう。

※成績は5月25日現在。年齢は今年の満年齢。写真=BBM




 そもそも、エース・前田健太が8年目の26歳なのだ。初めて2ケタ勝利を挙げたのが4年目の2010年で22歳のシーズン。そこから4年、2ケタ勝利を続け、エースの地位を揺るぎないものにしている。

「もう、ただ投げればいいピッチャーじゃないと思う。責任もあるし、それに見合う成績を残さなければいけない。チームが連勝していても連敗していても、調子が良くても悪くても、自分が投げる試合は負けちゃいけないと思ってマウンドへ上がっています」

 そんな若きエースの自覚が「自分より年下が多い」という投手陣の意識を引き上げているのだ。今季、チームトップの5勝を挙げているルーキー・大瀬良大地は、「試合以前の部分への取り組みの意識の高さが、試合をまとめるピッチングにつながっていると思う」と語り、その姿勢を見習っている。その上で、「マエケンさんの周りにはいつも人がいる」というエースの人柄が、ルーキーや若い選手たちに実力を発揮しやすくさせている部分も見逃せない。投手陣のまとまり、雰囲気の良さ、そして結果の好循環の源にエースの存在がある。




 開幕2戦目の先発を任され、今季の新人では最速の勝利を挙げた。これまで9試合に登板して2勝2敗、防御率3.51。前田健太、バリントンが中5日で先発するスケジュールの関係で、先発登板の合間にリリーフもこなすなど、働き場所を厭わず献身的に腕を振っている。

「ストレートは速くないし、変化球も飛び抜けた球種があるわけではない」と自身を評するが・・・

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