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開幕から快進撃を見せる広島と、それを支える若鯉たちの活躍が球界をにぎわせているが、他11球団にも心踊らされる若きタレントたちが台頭中。
ここでは序盤戦に活躍を見せ、これからのブレークに期待を持たせてくれた13人にクローズアップ。近未来のニッポンを支えるフレッシュな才能に注目してほしい。

※『球団担当採点』は各チームの事情を考慮し、序盤戦の貢献度を100点満点で評価。成績は5月25日現在

カテゴリー1〜チームに不可欠な重要戦力グループ〜

中村晃外野手[福岡ソフトバンク・7年目]


球団担当採点 50点
●1989.11.5生=25歳
●身長体重/投打=175cm82kg/左左
●埼玉県出身=帝京高-08(3)
●推定年俸=3700万円
●14年度成績=46試合46安打1本塁打16打点、打率.282

今宮健太内野手[福岡ソフトバンク・5年目]


球団担当採点 60点
●1991.7.15生=23歳
●身長体重/投打=171cm69kg/右右
●大分県出身=明豊高-10(1)
●推定年俸=5200万円
●14年度成績=47試合44安打0本塁打11打点、打率.238

柳田悠岐外野手[福岡ソフトバンク・4年目]


球団担当採点 85点
●1988.10.9生=26歳
●身長体重/投打=187cm95kg/右左
●広島県出身=広島商高-広島経大-11(2)
●推定年俸=3200万円
●14年度成績=47試合49安打5本塁打20打点、打率.312

“全国区”間近!!将来の一、三、四番

 捕手以外は、ほぼ不動のスターティングメンバーで戦う今季のソフトバンク。そのチームにあって、歳若い3人が確固たる地位を確立している。内川、長谷川、本多、松田といった30歳前後の働き盛りにもり立てられ、ひとつ若い世代の柳田悠岐、今宮健太、中村晃が伸び伸びとプレー。現在は主に今宮が二番、柳田が七番、中村が九番を務めるが、時期が来れば、堂々の主軸に座る3人だ。

 今宮の存在価値を高めるのが守備力。昨季、初めてゴールデングラブ賞を受賞。俊敏性を生かした守備範囲の広さに加えて、鳥越内野守備走塁コーチのマンツーマンの指導で確実性も増した。ただ、5月25日現在で打率.238の打撃に課題は多く、ナイター当日でも午前中のうちに球場入りして特打に励む日々だ。「とにかくいやらしいバッティングをすることを心掛けています」と昨季、リーグ最多の62犠打を成功させ、今季も今宮なりの二番像を模索する。その中で5月14日のロッテ戦(QVCマリン)では一番で起用され、2安打1盗塁。トップバッターにも適性を見せた。

 昨季、自身初めて規定打席に到達し、打率.307をマークした中村は、球をとらえるタイミングの狂いに苦心している。「良くなっているか、分からない」とティー打撃を繰り返す中で、何度も首をかしげながらも・・・

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