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 昨オフに白井一幸内野守備走塁コーチ兼作戦担当、厚澤和幸投手コーチ、柏原純一打撃コーチ、林孝哉打撃コーチが加わり、チームは最下位から一気に3位に浮上した。さらに、クライマックスシリーズでも若いチームは、2位オリックスを倒し、日本一となる王者ソフトバンクに対し、一歩も引けを取らない堂々たる戦いぶりを見せた。順位や結果に加えて、個々の選手の成長ぶりを見ると、14年の新コーチ陣が良い仕事をしていたことが分かる。

 失策数だけを見ると6球団ワーストだが、近藤健介が三塁で台頭し、二塁でミスの目立った西川遥輝は外野に回り、好プレーを見せた。リスクの大きい大胆な決断だったが、2人は新たなポジションで見事にフィットした。さらに、リーグトップの盗塁数にも表れている足を使った攻撃など、作戦面でも白井コーチの功績は大きかった。盗塁やバントで走者を進め、主軸でかえす野球が機能し、大事な場面ではスクイズで1点をもぎ取った場面も印象に残る。

 投手陣の立て直しと若返りも今季の大きなポイントだった。木佐貫洋吉川光夫武田勝が主戦と期待された先発陣が崩れる中、大谷翔平上沢直之浦野博司中村勝ら若手が勝利を重ねてチームを支えた。その裏には・・・

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