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 リーグ3連覇を果たしながら、CSファイナルステージで敗退となり、2年越しのターゲットである日本一奪回を成し遂げるため、テコ入れを敢行した。一軍スタッフには働き盛りの40代のコーチが5人と、例年にないほどのフレッシュな顔ぶれに。投手総合コーチを務めた川口和久氏が任を退き、編成業務を担当(非常勤)することとなった代わりに、二軍から43歳の豊田清投手コーチが昇格。楽天ヘッドコーチとなった橋上秀樹氏の代わりには、15年で40歳の高橋由伸が選手とコーチを兼任する。

 高橋由コーチについては左記に譲るが、一方の豊田コーチに求められているのは、盤石さに欠けたリリーフ陣の再整備だろう。なかでも西村健太朗とポジションをトレードすることになる澤村拓一の“リリーフ化”が最大の使命だ。

 豊田コーチ自身、西武時代は先発として97、99年に10勝を挙げるローテーション投手だったが、01年にクローザー転向経験を持つ。その後、02、03年にセーブ王となっているのも記憶に新しいが、原辰徳監督も澤村の教育係に任命し、「リリーフたるや、という部分を教えてほしい」と期待を示している。秋季キャンプ中、豊田コーチは21U侍ジャパンのコーチとしてW杯(台湾・台中、11月7日〜16日)に帯同していたため、帰国後に澤村をチェック。先発とは異なる意識の持ち方など、内面の部分など経験談を伝えるところからスタートし、来春キャンプではシーズンの調整方法など段階を追って伝授していくという。

 一方の二軍には・・・

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