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特集・2016年 栄光のドライチ
中日・小笠原慎之介「ドラゴンズを代表する投手に」

 

2015年のドラフトで1位指名を受けた12人のうち、高校生は4人。いずれも、将来、主軸としてチームを背負って立つと期待される、磨けば光る才能の持ち主だ。ここでは中日に入団した小笠原慎之介の選手像に迫る。

高い総合力を誇る即戦力


 今季5位となり、中日は球団45年ぶりの3年連続Bクラスに沈んだ。規定投球回到達者が大野雄大のみに終わるなど、低迷の要因となった先発投手陣のコマ不足を解消すべく臨んだドラフトでは、1巡目第1回入札で県岐阜商高・高橋純平のクジに敗れたものの、外れ1位で日本ハムとの競合に勝ち、今夏の甲子園優勝左腕である東海大相模高・小笠原慎之介の獲得に成功した。

 甲子園では最速152キロをマーク。5試合に登板して3勝を挙げ、Vへの原動力となった“勝利の味を知る投手”。最大の魅力は高校生らしからぬ高いレベルでのバランスの良さだろう。U-18ワールドカップではMAXは140キロ中盤にとどまったものの、変化球で緩急をつける技を見せ、先発の一角として活躍。準優勝に貢献した。

 甲子園決勝では敵チームとして対戦し、高校侍ジャパンではチームメートとなって共闘した仙台育英高の佐藤世那(オリックス6位入団)と平沢大河(ロッテ1位入団)は、「投手としては僕よりも・・・

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