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左腕の誇り・サウスポー特集

西武・菊池雄星インタビュー「生まれ変わってもやっぱり左腕がいい」

 

圧巻の投球を続けている。特に5月に入ってから抜群の安定感を見せる菊池雄星。12球団NO.1左腕と言っても過言ではない。しかし、運命のいたずらがなければ、この剛腕サウスポーは生まれなかった。
取材・構成=小林光男、写真=小山真司(インタビュー)、川口洋邦


生まれ変わってもやっぱり左腕がいい


ひと際たくましい左腕から繰り出される150キロ超のストレートはまさに剛球だ。今年プロ7年目を迎えた菊池雄星。7回無失点で5勝目をマークした6月1日のDeNA戦(西武プリンス)では、敵将・ラミレス監督が「キクチは信じられないくらい直球のキレが良かった」と脱帽していたが、過去9勝が最高の左腕がついに覚醒した予感を漂わせる。

 昨年9月13日のロッテ戦(同)では左腕史上最速となる157キロを計時して球史に名を刻んだが、実は菊池は右利きだ。両親も左利きというわけではない。運命の分岐点は幼稚園だった。入園したとき、両親は「右利き」と告げたつもりが、先生の勘違いにより「左利き」の幼稚園生活を送ってしまうことになる。


「先生に『雄星君はこっちだよ』と左を使うように言われたんですよね・・・

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