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特集・パ・リーグ最終章

覇権を手にするのは!?日本ハム&ソフトバンク 最終盤戦力分析

 

日本ハム・打線の調子は上向き。逆転Vのカギは先発陣の踏ん張り




 9月に入って打線は好調を維持している。後半戦からは一番に定着した西川遥輝が43試合連続出塁(9月22日現在)を記録するなど殻を破ってチャンスメークに徹している。安打を放てなくても四球を選ぶなど出塁を重視。塁上から相手投手を揺さぶり、得点力向上の一翼を担う。シーズンを通して調子が上がらなかった四番の中田翔も勝負どころで打点を量産。初の本塁打王を目指すブランドン・レアードを六番か七番に据え、小技に長けた中島卓也、復調気配の近藤健介らがそろった打線はソフトバンクにも引けを取らない。

 投手陣はシーズンの蓄積疲労が目に見えてきたのが懸念材料か。それでも3年目の高梨裕稔、ルーキー・加藤貴之といった実績の少ない若手もここに来て奮闘。勝ち星に恵まれない時期が続いていた有原航平が22日に久々の白星。夏場に守護神から転向した増井浩俊も安定した投球で引っ張っている。

 ブルペンは絶対的守護神のクリス・マーティンが左足首のねん挫で離脱。代役に先発から吉川光夫を指名したが、不安はぬぐえない。優勝へ向けて、いかに先発陣が試合を作れるかが大きなポイントになる。

 また投打のキーマンとなる大谷の起用方法も大きな見どころ。残りの先発機会はどんなに多くても2度だが、野手として何試合出場できるのか。打線ではクリーンアップを務めるスラッガーだけに、これまでにないサプライズな使い方で最終盤の起爆剤となるかもしれない・・・

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