圧倒的な戦力を備えながら最後は日本ハムに屈したソフトバンクと、2位に10ゲーム以上の大差をつけられてしまったロッテ。識者は両チームが短期決戦を制するポイントをどこに見ているのか。 里崎智也の視点:盤石のリリーフ陣を軸とした春先の戦いを再現できるか
取材・構成=杉浦多夢、写真=BBM。※記録は10月2日時点 まずポイントになるのが先発陣の登板する順番でしょう。
石川歩、
涌井秀章に次ぐ3番手は、9月27日にソフトバンク3連戦の2戦目で8回2失点と好投した
スタンリッジになるでしょうが、ファーストステージ初戦の先発は石川としても、2戦目が涌井とは限りません。
※10月7日、8日の初戦の予告先発として涌井秀章が発表された。 ポストシーズンを勝ち抜いて日本一となった2005、10年を振り返ると、CSファイナルを制するにはファーストステージで連勝することが条件になります。逆に、ファイナルに進出しても敗れた07、13、15年はファーストステージで2勝1敗でした。連勝すれば3番目の投手を日本ハムとのファイナル初戦にぶつけることができます。そこを計算して涌井を3番目に配する可能性もあるでしょう。しかし、万が一ファーストステージで連敗した場合、涌井を投げさせることなく敗れてしまいます。リターンは大きいですが、リスクも高い選択になります。
とはいえ、ソフトバンクとの戦いに限らず、ロッテが目の前の試合に勝つために最も重要になるのは・・・
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