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2016年ドラフト総決算

収穫と誤算は?球団別2016年ドラフト採点

 

来季以降の戦いに向けた一大イベントが終了した。今年のドラフト会議は各球団にとって成功と言えたのだろうか。ここでは本誌球団担当が「運命の10.20」をシビアに判定する。今ドラフトの収穫と誤算、そしてこの結果から見えてくる戦力構想とは。


オリックス 85点


収穫:即戦力投手の獲得成功
誤算:長距離砲の獲得ならず

「即戦力」を念頭に6人の投手を指名。1位の山岡泰輔(東京ガス)、2位の黒木優太(立正大)は、開幕一軍も十分に狙える逸材なだけに、狙いどおりのドラフトだった。一方、昨年に続いて今年も左腕はゼロ。右投手に偏った指名は来季以降の戦いにどう影響するか。また、獲得に動いていた白鴎大・大山悠輔阪神に指名されたのも誤算。三塁手で右の長距離砲と、チームに欠ける点を補える逸材だっただけにマイナスポイントに。(AT)

中日 90点


収穫:指名順位を活用
誤算:外野手に一抹の不安

 2巡目を全体2番目に指名できるメリットを生かし、最大の課題を真っ先にクリアした。即戦力の先発投手には1位で柳裕也(明大)を、堅守の内野手には2位で京田陽太(日大)を選択。3位以降では投手と内野手を補強。過去3年間で14人を数えた社会人・独立リーガーは支配下では指名なしと体制の変化を感じさせた。外野手ゼロは気になるところだが、大島洋平平田良介の残留に自信がある証拠だと思いたい。(Y)

楽天 70点


収穫:コマ不足解消へ投手8人
誤算:競合回避は正解?

 即戦力投手の獲得が今ドラフトのテーマだった・・・

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