来季以降の戦いに向けた一大イベントが終了した。今年のドラフト会議は各球団にとって成功と言えたのだろうか。ここでは本誌球団担当が「運命の10.20」をシビアに判定する。今ドラフトの収穫と誤算、そしてこの結果から見えてくる戦力構想とは。 オリックス 85点
収穫:即戦力投手の獲得成功 誤算:長距離砲の獲得ならず 「即戦力」を念頭に6人の投手を指名。1位の
山岡泰輔(東京ガス)、2位の
黒木優太(立正大)は、開幕一軍も十分に狙える逸材なだけに、狙いどおりのドラフトだった。一方、昨年に続いて今年も左腕はゼロ。右投手に偏った指名は来季以降の戦いにどう影響するか。また、獲得に動いていた白鴎大・
大山悠輔を
阪神に指名されたのも誤算。三塁手で右の長距離砲と、チームに欠ける点を補える逸材だっただけにマイナスポイントに。(AT)
中日 90点
収穫:指名順位を活用 誤算:外野手に一抹の不安 2巡目を全体2番目に指名できるメリットを生かし、最大の課題を真っ先にクリアした。即戦力の先発投手には1位で
柳裕也(明大)を、堅守の内野手には2位で
京田陽太(日大)を選択。3位以降では投手と内野手を補強。過去3年間で14人を数えた社会人・独立リーガーは支配下では指名なしと体制の変化を感じさせた。外野手ゼロは気になるところだが、
大島洋平と
平田良介の残留に自信がある証拠だと思いたい。(Y)
楽天 70点
収穫:コマ不足解消へ投手8人 誤算:競合回避は正解? 即戦力投手の獲得が今ドラフトのテーマだった・・・
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