当日になってみないと、何が起こるか分からない。全12球団の考えが複雑に交錯するから、さまざまなドラマが生まれる。中村和久氏(元巨人チーフスカウト)が長年、培ったプロの視点から「10.20」を総括していく。 第1回1巡目入札に桜美林大・佐々木の名前が挙がらなかったのは「読み違い」と指摘する中村氏。腹の探り合いがもたらした“悲劇“だった。写真は第2回入札
ペナントレースの下位6チームのうち
中日を除く5球団が、1位単独指名。一方、上位は全6球団が第1回入札で競合した。獲得方針が真っ二つに分かれたわけだが、本来は2位のウエーバー順で不利となる上位チームが取る戦略だけに、今回はまったく逆のパターンとなった。
楽天(横浜高・
藤平尚真)、
ヤクルト(履正社高・
寺島成輝)、
西武(作新学院高・
今井達也)は過去の育成力の自信から、有望高校生を指名してきた。いずれも将来性が高く、どのような形で一軍デビューするか楽しみだ。
唯一、野手を入札した
阪神(白鴎大・
大山悠輔)には正直、驚いた・・・
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