戦力外後、唯一ユニフォームを着てプレーができる場所がある。11月15日、マツダ広島で行われたトライアウトだ。今回、特に注目を集めたのがこの2人。結果は明暗分かれたが、NPB返り咲きを狙う強い意思は共通していた。 写真=太田裕史 元ソフトバンク・大隣憲司 持ち味を出し切った11球
12時45分。
ソフトバンクの背番号28の左腕がベンチ前でキャッチボールを始めると、球場がざわめきに包まれた。2008年に11勝、12年には12勝を挙げるなど、常勝チームの主力投手として活躍した
大隣憲司。13年6月に国指定の難病「黄色じん帯骨化症」の手術を受け、16年、17年は一軍で1試合の登板にとどまり、戦力外に。しかし「自分の中を振り返って、『引退』という2文字はなかった」と、迷わずにトライアウトの受験を選んだ。
二塁打を打たれるも2奪三振、三ゴロの無失点で充実の11球を投げ終えた大隣は・・・
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