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新時代の二塁手特集

巨人・吉川尚輝の“原点”と“転機” あの菊池涼介も生んだ中京学院大時代

 

甲子園出場もなく、大学入学時点では無名の存在だった吉川尚輝が、一躍注目を集めたのが、中京学院大4年春。ドラフト1位の評価を得るまでに至った軌跡をたどる。
文=岡本朋祐(アマチュア編集部編集長)、写真=BBM

2016年春、全日本大学選手権を初出場で制覇し、チームメートから胴上げされる吉川尚輝。パンツの左大腿部が破れているのが分かる


日本代表候補合宿での衝撃


 試合を重ねるごとになぜか、吉川尚輝のズボンは赤みを帯びていった。

 中京学院大は2016年6月、第65回全日本大学選手権記念大会に初出場を遂げた。大学野球の全国大会は年2回。11月の明治神宮大会を通じて初の大舞台だけに、吉川の目標は「神宮1勝」と、やや控えめだった。

 中京学院大が所属する東海地区大学野球連盟の加盟校は広範囲にわたるため、まず岐阜、静岡、三重の3県でリーグ戦を行い、3県の1位校3チームによる決勝リーグで全国切符1枠を争う。つまり、2つのステップを経なければ、全国大会の出場権を勝ち取れない。特に中京学院大の岐阜県リーグは中部学院大、朝日大、岐阜聖徳大、岐阜経済大と群雄割拠。この戦国・岐阜を突破すると、決勝リーグで四日市大(三重)、日大国際関係学部(静岡)を下して悲願の初出場。こうした厳しい“予選”を突破してきただけに、初陣とはいえ地力十分だった。

 アクロバティックな吉川の動きは・・・

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